どうも、しめじです!
このページを開いたあなたは、今まさにWebサイト制作の学習を進めていることだと思います。
学習が進むと、次に考えなければいけないのが営業ですよね。
ただ、いきなり営業と言われても、「ぶっちゃけよく分からん…」ってなりませんか?
- 「案件を受注してみたいけど、どう営業したらいいか分からない…」
- 「営業はしてみたいけど怖くてなかなか踏み出せない…」
- 「営業してみたものの、全然仕事を受注できない…」
これ、めちゃくちゃよく分かりますw
僕も初めて営業をはじめようとした時は、全く同じような悩みを抱えていましたからね…。
この記事では、そんなあなたの背中を押せるよう、初心者向けの営業のやり方をお話していきます。
読み終わる頃には何をすればいいのか分かるように書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
駆け出しフリーランスの営業はどこでどんな風にやるべきか
駆け出しフリーランスの営業は、ほとんどの場合メールでの営業が最適解です。なぜなら簡単だから。
他の方法もあるにはあるんですが、ぶっちゃけ初心者には難易度が高いものが多いので、最初はメールに絞った方が良いでしょう。
次にどこで営業をかけるかですが、最初に営業をかけるのに最適なのは、間違いなくクラウドソーシングサイトです。
既にサイトを作って欲しい人が集まっていて、1からディレクションしなくても良い案件もあり、スキル感も自分で選べる。
以上の理由から、初心者はクラウドソーシングサイト一択と言って良いでしょう。
実際、僕は最初の3案件を全てクラウドソーシングサイトで受注しています。
クラウドソーシングサイトと言っても色々ありますが、登録しておくべきサイトは以下の3つを押さえておけば間違いないです。
営業のメインはクラウドワークスとランサーズになります。今回お話している内容もこの2サイトのお話がメインですね。
ココナラは自分で商品を出品するという形で少し毛色が違うんですが、出品しておくと勝手にご相談がやってくることがあるので、合わせて登録しておくと良いでしょう。
リーチできる範囲を増やすために、全て登録しておくことをおすすめします!もしまだ登録していないという人は、とりあえず今登録だけでもやっておきましょう。
初心者が0→1の営業を成功させるたった1つのコツ
クラウドソーシングに登録したら早速営業…と言いたいところなんですが、先に必ず覚えておいて欲しいことがあります。
それは「営業はとにかく数を打つべし」ということです。
単純ですが、案件を受注する上ではマジメに重要なポイントになります。
僕が見ている限りだと、ぶっちゃけ営業がうまくいかない人のほとんどは行動量が圧倒的に足りていません。
- 営業をスキル学習のついでにやっている
- 1日1件営業メールを送って満足している
- 誰かのテンプレメールを大して内容変えずに送ってるだけ
こんな感じでやっていると、なかなか案件を受注するのは難しいです。
未経験の初心者が営業する時は、スキルもない、実績もない、営業力もないという状態です。当然成功率は低いですよね。
だからこそ、とにかく数を撃って分母を増やす必要があります。
僕は1ヶ月で200件応募した結果、返信が20件くらい、受注が3件でした。
最初はなかなか返信がこなくて泣けますが、10件に1件くらい返信がくれば御の字くらいで営業することが大切です。
下手くそでも何でもいいんですよ。まずは応募数をこなしてみることを目標にしてみましょう。
クラウドソーシングで簡単にできる返信率アップ方法4つ
営業は数とは言ったものの、さすがに返信率が低すぎると萎えるので、簡単にできる返信率アップ方法をお話していきます。
結論、クラウドソーシングサイトで営業をする時は、最低限以下の4つを押さえておきましょう。
- プロフィールを埋める
- 名前を何の人か分かりやすいように決める
- 新規の案件にできる限り最速で応募する
- 応募の時はテンプレートを利用する
それぞれもう少し詳しく説明していきます。
1. プロフィールを埋める
どこでも言われることなので多くは語りませんが、最低限埋めておくのが無難です。
発注者から見た時、応募が来てプロフィールを見にいって、プロフがろくに埋まっていないと普通に怖いです。
少なくとも、ちゃんとプロフィールが書かれている人とそうでない人だと、間違いなく埋まっている人が選ばれますよね。
一方で、プロフィールは案件を受注する決め手にはならないことが多いので、内容は普通に埋まっていれば大丈夫です。
- 簡単な自己紹介と強みになる経歴
- 何ができるのか
- どんなことが得意なのか
- 作業や納期に対する姿勢
- 連絡の取れる時間や返信にかかる時間
などを書いておけば十分です。
ちなみに、駆け出しであることや未経験であることを書く必要は一切ありません。
案件を受注する時点でプロなので、プロ意識を持って挑みましょう。
プロフィールは極端に重要というわけでもないですが、基本は押さえて埋めておきましょう!
2. 名前を何の人か分かりやすいように決める
名前(ニックネーム)が意外と適当な人が多いんですが、プロフィールよりは大切です。
というのも、発注者側から見ると真っ先に目に入るのが名前だからです。
具体的には、以下の点に注意して名前を決めましょう。
- 実名だと分かるような名前にする
- 名前の後ろに自分の強みを記載する
名前は実名がベストです。よく分からん名前と実名だと、初対面の印象はさすがに実名が上になるので。
もし実名が事情により出せない場合は、実名に近い名前をつけましょう。
あとは名前の後ろに自分の強みを1つ書いておくと、発注者さんに覚えてもらいやすくなるのでおすすめです。
- しめじ@即レスWeb屋
- しめじ@納品速度の鬼
- しめじ@ECサイト専門
こんな感じで書いておくと、書いた属性を求めているクライアントさんに覚えてもらいやすいですし、返信をもらえる可能性も高くなる傾向があります。
名前の話はクライアントさんからもよく話が出るので、意外と見ている人が多いポイントですね。
3. 新規の案件にできる限り最速で応募する
ここがかなり重要なんですが、本気で営業をかける時は、四六時中クラウドソーシングサイトをチェックしましょう。
そして新規の案件があったら、出来るだけ早く応募するようにしてください。
これを意識するだけで、案件の受注率は数倍に跳ね上がります。
なぜそんなに受注率が上がりやすくなるかと言うと、短納期のスピード感を重視した案件が取りやすいから。
クラウドソーシングで出ているWebサイト制作案件には、大きく分けると2つのパターンが存在します。
- 短納期のスピード感を重視する案件
- 長納期のサイト作りを重視する案件
このうち、初心者が取りやすい案件は圧倒的に短納期案件です。なぜなら、既に案件を多く持っている人は手が出せない案件だから。
しかも急いでいるがゆえに、早めに応募してくれた人の中に良い人がいたら、その人に決まる傾向があります。
スピード感は本当に大切です。できる限り早く案件に応募するようにしましょう。
僕は1日に最低3〜4回はアプリで案件をチェックしていました。通知もONにしておくのがおすすめです。
4. 応募の時はテンプレートを利用する
最速で応募するためにも、提案用のテンプレート文章は用意しておきましょう。
毎回1からメールを書くのはさすがに非効率的なので、誰にでも提案する内容や自己紹介などは、自分なりのテンプレート化をおすすめします。
テンプレート文章の構成は、大まかに言うと以下の通り。
- 冒頭と末尾の文章
- 大抵の案件に共通して提案する内容
- 概算の見積もり金額
- 自己紹介
- ポートフォリオ
ここに個別の案件に対する提案や、募集に書かれている必要事項を追加する形ですね。
テンプレートを作る時のポイントは、「テンプレを使いながらもテンプレ感は無くすこと」です。
- 相手のお名前を入れる(冒頭など)
- 募集文に対する受け答えを入れる
- 募集内容に合わせた提案をする
この3つを意識した文章を付け加えることで、テンプレ感を消していきましょう。
文章の具体例については、原さんの以下のブログ記事が参考になるのでおすすめです。
コピペOKとは書かれていますが、大事なのはコピペせずに自分の言葉で書くことです。
発注者から見て似たような提案文だと、「またテンプレ文章か…」と思われてスルーされてしまうので、必ず自分の言葉で書きましょう。
この辺の感覚については、実際に一度発注者をやってみるとよく分かるのでおすすめですよ。(Twitterのプロフィール画像を発注してみるなど)
ケース別:営業お悩み Q & A
最後に、やり方は分かったけど踏ん切りがつかないという方に向けて、よく聞かれるご質問に答えていきます。
Q. 今のスキルで営業しても大丈夫なんでしょうか…
実際にクラウドソーシングサイトの募集を見てみて、6〜7割できそうなら行っちゃって全然OKです。
もし5割もできる予感がしない場合は勉強不足なので、案件から逆算して自分に足りない部分を学習しましょう。
- デザインまで含む案件が多くて手が出せない
→ペライチやWordPressテンプレートを利用した提案を学ぶ - WordPressサイトを作れる気がしない
→試しに本や教材を使ってWordPressサイトを1から作ってみる - 必要な機能を実装できるのか分からない
→プラグインなどで必要機能を満たせないかググってみる
こんな感じで応募できない理由を1つ1つ潰していけば、必ず応募できるようになります。
あまり難しく考えず「調べながらでいけそうか?」の1点を考えて応募するかどうかを決めましょう。
Q. 初めて営業をするんですが案件を受けるのが怖いです…
残念ながら、最初の案件を受ける時は誰もが怖いです。なぜなら、未知に対する恐怖だから。
根本的な解決方法はないので、恐怖心を減らす方向で考えてみましょう。
- 分からないところは誰かに聞ける環境を作っておく
- 自分で手が負えない案件だった時にお願いできる人を探しておく
- 一度知り合いのサイトを作らせてもらってフィードバックをもらう
一番簡単なのは、困った時に助けてくれる人を用意しておくことですね。
TwitterなどのSNSで関わっている人でも良いし、MENTA(メンタ)などでお金を払ってガッツリお願いするのもアリです。
僕も質問は受け付けてますので、お気軽にDMなどでご連絡ください。
Q. クラウドソーシングサイトおすすめって言うけど評判悪くないですか?
クラウドソーシングサイトだと、比較的変わったクライアントさんが多いのは事実ですね。
ただ、多いというだけで、普通の方も大勢いらっしゃいますし、特に危険なクライアントさんは避ければ大丈夫です。
具体的には、以下のようなクライアントさんは避けましょう。
- 募集内容に対する予算が安すぎる
- 態度が悪く、上から目線
- 連絡が極端に遅い
- 評価が極端に低い
- 評価が全くなく、募集文も何をするのか不明瞭
今までの経験上、こういった特徴のあるクライアントさんは危ない人が多いです。
とはいえ、こういった一部の方を除けばいいクライアントさんばかりですよ。
クラウドソーシングは評判悪いことが多いですが、人の意見に振り回されず、自分の目で確かめましょう。
一部の危険なクライアントさんを避ける術を身につけて、効率よくクラウドソーシングサイトを利用しましょう。
Q. クラウドソーシングサイトってライバル多くないですか?
1つの案件に20〜30件の応募はザラにあるので、確かにライバルが少ないとは言えないですね。
ただ、僕は発注者側も使うので分かるんですが、20〜30件応募があったとしても実際はこんな感じです。
- 応募者のうち3割は募集文に自己紹介すら満足に書かれていない
- 3割はちゃんと文章を読んで必要事項をメールに書いていない
- 2割は提案と概算見積もりが出来ていない
本当にこんな感じなので、ちゃんとした提案文を送るだけで8割は相手にならないと考えて大丈夫です。
加えて、ほとんどの人はあなたと同じ駆け出しの方と考えて間違いありません。
実際には5〜10人くらいで枠を争ってるイメージなので、ライバルとか気にせずガンガン応募しましょう。
何の実績もない時に200件応募して20件はメールが帰ってきているので、割と信憑性のある話だと思います。
Q. 提案ってどうやればいいのか分からないんですが…
提案って言うと難しく聞こえますが、ようするに「どんな風に作るのが一番おすすめですよー」って伝えるのが提案です。
例えば、「WordPressでカッチリしたコーポレートサイトを5万円で作りたい」という募集があったとすると、こんな感じ。
検討させて頂いたのですが、ご予算内でご希望のコーポレートサイトを作る場合、以下の有料テーマを使った制作がおすすめです。
https://~
こちらのテーマには最初から様々な機能が含まれておりまして、ご要望の○○の機能や、△△の機能を満たすことができます。
デザインもいくつかのパターンから選ぶことが出来ますし、全体のテーマカラーなども変更が可能です。
その他、コーポレートサイトには便利な□□機能も付属していますので、今回のお話には大変マッチしたテーマかと思います。
こちらのテーマを利用した場合、テーマ標準のカスタマイズ機能を使う範囲であれば、ご予算4〜5万円での制作が可能ですが、いかがでしょうか?(テーマ機能にないカスタマイズは別途費用が発生いたします)
ご希望の予算感でご要望を満たすために、「どの方法が最適ですよ!」と道を示すイメージですね。
ひとまずは上に書いたようなご要望に合わせた提案が出来れば、クライアントさんに刺さる文章になるかと思います。
また、営業の際はマーケティングの提案ができるようになると返信率や成約率が上がりやすいです。
提案でおすすめの教材は以下の記事にまとめているので、簡単なところから提案することを心がけてみましょう。
提案はかなり奥が深く、他にも色々な提案ができるんですが、あれもこれも一度にやると難しくなります。
まずは最低限、相手の状況や要望に合わせた適切な提案を心がけていきましょう。
相手の状況や求めていることを考えて、その人に最適なプランを伝えるのが提案です!
まとめ
色々話してきましたが、今回の記事でお伝えしたいことをざっとまとめると、
- 初めて営業するならクラウドソーシングサイトを利用するのが最適
- 未経験からの営業はまずは数を打つことを意識する
- クラウドソーシングではプロフィールと名前を最適化する
- 新規案件への応募はできるだけ素早く、自分用テンプレートを利用して応募する
こんな感じですね。
営業をうまくやろうとすると難しくなるので一旦諦めてください。そして、行動量でカバーしましょう。
今回お話したような最低限のポイントを押さえて行動すれば、必ず案件は受注できますし、営業ノウハウも溜まっていきます。
難しく考える必要はないので、手足を動かして学んでいきましょう。
ここから具体的に継続案件や紹介案件を受注する方法については、以下の記事を参考にしてみてください。必ず力になると思いますよ!